星巡る時告げの街

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【パルデア杯使用構築】 彎月ムーンブレイズ【ポケモンSV】

おはよう世界 ましゅまろです。

先日身内間で「パルデア杯」なるものを開催してきました。

対戦企画としては単純ながら面白いものに仕上がったと思うので是非同じルールで友人と対戦してみてください。

構築名は彎月(わんげつ)と読みます。

以下常体。

 

(レンタルの公開は終了しました。)

ルール概要

SVにて新登場したポケモンのみ使用可能

パラドックス・準伝説ポケモンは1体のみ使用可能

禁止伝説ポケモンは使用不可

使用可能ポケモン

全国図鑑No.906〜No.1006

ケンタロス(パルデアの姿・コンバット種)

ケンタロス(パルデアの姿・ブレイズ種)

ケンタロス(パルデアの姿・ウォーター種)

・ウパー(パルデアの姿)

 

・BO3形式を採用

・基本的にはランクマッチ(S1)と同じルールを使用

(ランクマッチではパラドックス・準伝説ポケモンが使用不可な関係で対戦の際に設定するルール自体は別のものを使用)

 

コンセプト

・起点を作り、最終的にトドロクツキを通す。

・サイクルを回して対戦のテンポを取る。

 

構築経緯

準伝説の枠組みの中でも様々なポケモンと殴り合う事が可能なポケモンを採用したかったため、ブーストエナジー+龍の舞による抜き性能が非常に高いトドロクツキを軸とした。

トドロクツキを通す上で弊害となるのが…

 

①フェアリー打点を持つ高速特殊アタッカーであるハバタクカミ

②タイプ受けを否定する高火力アタッカーであるテツノツツミ

③単純に高火力で殴ってくるテツノブジン

④全世界に存在するパーモット

 

構築作成の段階で上記4体のポケモンの対処が面倒だと感じた。

まず①②を解決する上で、高火力特殊に受け出し可能な耐久+起点作成が可能なポケモンを組み込む必要がある。

そこでまずパフュートン(メスの姿)に目をつけた。

欠伸による対面操作と蓄えるなどの積みにより安定させる事は出来たが、回復技が眠るしかなかったため採用を断念した。

色々リサーチしていたところ、即時回復技を覚えるかつ耐久が高めなポケモンとしてノココッチが該当したため、ノココッチを採用した。

 

トドロクツキがドドゲザンに対しての打点がないため、ドドゲザンに対して後出しから安定して処理する事が出来てかつ威嚇+鬼火で相手の物理ポケモンに対して有利なサイクルを回す事が可能なケンタロス(パルデアの姿・ブレイズ種)を採用した。

威嚇を撒くだけの役割として使用する事も出来るため、③の解決の糸口にもなるが、重要なのは④であり、構築全体でパーモットをやんわり軽くする事が可能になる。

 

ここまでで全体を見て物理に寄った構築だと感じたため、ヘイラッシャやケンタロス系統などの明確な物理受けに気持ち強く出て行く事が可能なイカイデンを採用。

また先述した③の解決策にもなり得るため、構築全体として噛み合ったと感じる。

 

トドロクツキで全抜きするためにもステルスロックを撒く役割を持ったポケモンが欲しかったため、耐性が優秀かつ個人的に使い慣れていたのもあり、デカヌチャンを採用した。

 

5体の並びを見ると分かると思うが、ケンタロス採用のみでは先述した④の完全な解決にはなっておらず、依然としてパーモットがあまりにも重すぎるため、電気&格闘のメインウェポンを両半減しつつ、雰囲気起点に出来そうなアノホラグサを採用。

…が個人的にはこの枠はあまり納得する事が出来ず、別のポケモンの採用を検討するべきだったと感じている。

検討を加速させていくべきだった。

 

プールの狭めな特殊ルールの場合は自分のやりたい事を押し付けるか、そのメタを張るかの二択だと思うが、今回はメタを張る側に回った。

ただ今回の構築は処理ルートが面倒になりそうなポケモンにメタを張り続けてしまったため、結果として構築全体の数値が低めで見た目上パワーが低くなってしまった。

構築自体はあまり強く組めなかったがプレイングと運でカバーする事にして完成とした。

 

単体解説(採用順)

トドロクツキ

@ブーストエナジー

テラスタイプ:鋼

特性:古代活性

調整:陽気(S上昇C下降)

183(20)-187(220)-93(12)-×-122(4)-188(252+)

噛み砕く スケイルショット アイアンヘッド 龍の舞

【調整意図】

・特性発動時S上昇調整

 

本構築の軸。

技構成も調整も一般的なトドロクツキ。

最初は身代わり+羽休め+龍の舞のアイアンヘッド1ウェポン型で考えていたが、幅広く見る事が出来る方が良さそうだと思ったため、3ウェポン型に変更した。

古代活性+ブーストエナジーの能力上昇により全抜き性能が非常に高く、龍の舞を積む事で相手側は対処が非常に面倒になる。

スケイルショットを採用する事で、ステルスロックを撒かずともタスキを貫通する事が可能になるため、デカヌチャンで上手く展開出来なかった場合でもタスキだけでは止まらない全抜きアタッカーとして機能する。

基本的にトドロクツキのワンオペ構築であるため、どのタイミングで投げてどのタイミングで龍の舞を積むかの見極めが非常に重要になってくる。

テラスタイプはフェアリーに耐性を持ちつつアイアンヘッドの火力を底上げする鋼。

 

ノココッチ

@食べ残し

テラスタイプ:毒

特性:天の恵み

調整:慎重(D上昇C下降)

231(244)-120-100-×-110(36+)-104(228)

頭突き ストーンエッジ 羽休め 蛇睨み

【調整意図】

・最速麻痺テツノツツミ(136族)抜き調整

 

蛇睨みで麻痺を撒きつつ頭突きを連打してるだけで相手は死ぬ。

ストーンエッジ採用によりテツノツツミに対する処理速度を上げる事が出来る。

特殊受け+麻痺撒き要因として運用するのが主な使い方だったが、天の恵み+頭突きと麻痺による運ゲ性能が非常に高く、最後の切り札として使うような形になる場面もあった。

格闘技を半減に出来るほか毒々による粘りを否定出来るため、テラスタイプは毒。

 

ケンタロス(パルデアの姿・ブレイズ種)

@オボンの実

テラスタイプ:炎

特性:威嚇

調整:陽気(S上昇C下降)

151(4)-162(252)-125-×-90-167(252+)

インファイト レイジングブル ニトロチャージ 鬼火

 

本構築の物理受け枠。

威嚇+鬼火で相手の物理を完全に機能停止に追い込む事が出来る性能をしている。

今回はASで採用しているが、元々の耐久に加えて威嚇がある事でサイクル加入があまりにもしやすく、とても使いやすかった印象。

ニトロチャージを採用する事により、自らが全抜きアタッカーとして動いていく事も可能になるため、汎用性も高くて優秀。

テラスタイプだが、テラスタルをする場面が来なさそうだったため、純粋に炎技の威力を上げる炎で採用していたが、相手のテツノブジンを重く見るならテラスタイプは毒にするべき。

 

イカイデン

@拘りスカーフ

テラスタイプ:電気

特性:蓄電

調整:控えめ(C上昇A下降)

145-×-80-172(252+)-81(4)-177(252)

暴風 10万ボルト ボルトチェンジ 電磁波

 

本構築のスイーパー兼物理受け破壊枠。

命中安定の低火力であるエアスラッシュか命中不安の高火力である暴風か最後まで迷ったが、火力が欲しかったため、仕方なく暴風を採用する事にした。

イカイデンは技範囲があまりにも狭く、他に採用する技も見当たらなかったため、今回は電磁波で採用したが、地面テラスなどにも対応出来るように蜻蛉返りにしても良かったと感じる。

前述した通り、主にウェーニバルやヘイラッシャなどの水タイプ絡みを崩す役割を持っている。

テラスタイプは火力を上げるために電気で採用。

 

デカヌチャン

@風船

テラスタイプ:水

特性:型破り

調整:慎重(D上昇C下降)

191(244)-96(4)-118(164)-×-140(20+)-124(76)

叩き落とす ステルスロック アンコール 電磁波

【調整意図】

・A204(252+)カイリュー

 地震+神速 確定耐久調整

・C161(252)眼鏡サザンドラ

 大文字 確定1発耐久調整

・麻痺最速スカーフサザンドラ(98族)抜き調整

 

本構築の起点作成要因。

シグマさんがS1にて使用していた調整をそのまま採用。

一般的なメジャーな型のデカヌチャンなため、特筆すべき点は特にないが、アンコール+電磁波による縛り性能が優秀だったという印象。

地面の一貫はタイカイデンで見た目上切る事は出来ているため、テラスタイプは飛行から水に変更した。

ただテラスタルでタイプを変えてしまうとフェアリータイプがなくなる関係上、ドラゴンが一貫してしまうため、デカヌチャンにテラスタルを切る場面はほぼないと考えて良いだろう。

 

シグマさんのS1構築記事はこちら。

https://shigumaaa.hatenablog.com/entry/2023/01/06/194112

(無断転載なので問題があれば削除致します。)

 

アノホラグサ

@広角レンズ

テラスタイプ:岩

特性:すり抜け

調整:陽気(S上昇C下降)

162(252)-136(4)-91(4)-×-102(92)-143(156+)

草分け 転がる 力を吸い取る 丸くなる

【調整意図】

・最速ドラパルト(142族)抜き調整(S1段階上昇時)

 

以前シグマさんが配信で使用していた型のアノホラグサをそのまま採用。

本構築では主にケンタロスと合わせてパーモットを見る役割を持っているが、パーモットはサブウェポンとして冷凍パンチを持っている可能性が高く、本来の役割を果たすのが難しく感じた。

元々パーモットを見る目的の型ではなかったので、そもそもの役割対象を履き違えてるような使用方法にはなっている。

特性のすり抜けにより、身代わりを貼ってくる相手にも力を吸い取るが入るのは噛み合いも良く、良かった点だと思う。

本構築の諸説枠であり、変更するならこの枠だと思う。

転がるの威力を上げるためにテラスタイプは岩。

 

シグマさんがアノホラグサを使用していた時の配信アーカイブはこちら。

https://youtu.be/oxq8nYgr5qY

(無断転載なので問題があれば削除致します。)

 

選出

基本選出。

デカヌチャンからステルスロックや電磁波で起点作成をしてトドロクツキで詰める。

デカヌチャンとトドロクツキで見る事が出来ないドドゲザンなどの物理ポケモンケンタロスの威嚇や鬼火を絡めて受ける。

 

相手の構築を見てパーモットが出てきそうな時にする選出。

こちらの構築にパーモットが刺さりすぎているため、初手にパーモットを投げてくる可能性が非常に高く、そこに威嚇持ちであるケンタロスの初手投げが刺さる。

パーモットを残しつつ裏に引かれると立ち回りが窮屈になるため、マッハパンチなどのスイープ性能を重要視しパーモットの処理を最優先に動く。

 

相手の軸となるポケモンが特殊高火力ポケモンの場合にする選出。

ノココッチは後投げから特殊高火力を受けて対応する事が出来るため、個人的には一番立ち回りが楽に感じる。

 

(or)(or)

相手の構築にウェーニバルやヘイラッシャなどの物理で処理するのが面倒になる水タイプ絡みがいる場合にする選出。

水タイプ絡みに不利なケンタロスを投げた上でタイカイデンを通す事が出来るか否かを選出段階で判断し、相手の構築を見てそれが難しいのであれば消去法的にトドロクツキを選出する事になる。

基本的にトドロクツキよりもタイカイデンを通したいため、相手の構築次第ではデカヌチャンを投げる事も考慮しなければならない。

デカヌチャンを選出する場合には初手に投げる必要がある。

なおかつ特殊高火力ポケモンが初手に出てきた場合にはノココッチで受けつつ麻痺を撒く必要があるため、選出があまりにも難しい。

基本的に水タイプ絡みの並びには選出択になってしまうため、選出段階での判断と見極めが重要になり頭を悩ませる。

 

@2

初手にトドロクツキを投げるだけで破壊出来そうな構築にのみする選出。

相手の構築に積みのストッパーが一体もいなかった場合のみ考える。

 

Special Thanks

・デカヌチャンとアノホラグサの参考元であるシグマさん

・トドロクツキをくださった方

・対戦してくださった方

 

結果

2勝3敗で負けました。

残飯の身代わりビルド草テラスソウブレイズにボコボコにされました。

考慮してない型がばちばちに刺さってたから足掻きはしたけど全然無理でした。

考慮してなかった…。

次回 レベル技のみ縛りでお会いしましょう。

次は絶対に勝ちます。

 

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

何かあったらTwitter(@XY_Mqrshron)まで。

おやすみ世界。